最新の医学部入試難易度や学費情報を紹介

最新の医学部偏差値・合格難易度・学費情報を解説

ここでは、受験生が気になる医学部の偏差値や学費データを扱いながら最新の難易度を紹介しています。

医学部合格はいかに質の高い情報を入手できるかも非常に重要です。

志望決定の際にぜひ確認しておくようにしましょう。

国公立大学医学部医学科の偏差値と学費

国公立大学医学部の学費

国公立大学医学部の学費

国公立大学医学部の学費は他学部と同じです。

したがって、他学部より2年長い6年制ですが、6年総額は350万円とお手頃なのが魅力。

千葉大学や東京医科歯科大学が学費を値上げしましたが、それでも400万円台。

2000万円や3000万円が当たり前の私立に比べるといかに国公立大学医学部の学費が安いかが分ります。

前期日程の偏差値ランキング【2022年】

順位 大学名 偏差値
1 東京大学 81
2 京都大学 80
3 東京医科歯科大学 78
3 大阪大学 78
5 東北大学 76
5 千葉大学 76
5 名古屋大学 76
5 九州大学 76
9 北海道大学 75
9 神戸大学 75
9 大阪公立大学 75
12 筑波大学 74
12 新潟大学 74
12 金沢大学 74
12 信州大学 74
12 岐阜大学 74
12 浜松医科大学 74
12 三重大学 74
12 岡山大学 74
12 広島大学 74
12 愛媛大学 74
12 長崎大学 74
12 熊本大学 74
12 横浜市立大学 74
12 名古屋市立大学 74
12 京都府立医科大学 74
12 奈良県立医科大学 74
28 群馬大学 73
28 富山大学 73
28 滋賀医科大学 73
28 山口大学 73
28 徳島大学 73
28 鹿児島大学 73
28 札幌医科大学 73
28 和歌山県立医科大学 73
36 福井大学 71
36 鳥取大学 71
36 島根大学 71
36 大分大学 71
36 宮崎大学 71
41 旭川医科大学 70
41 弘前大学 70
41 秋田大学 70
41 山形大学 70
41 香川大学 70
41 高知大学 70
41 佐賀大学 70
41 琉球大学 70
41 福島県立医科大学 70

国公立大学医学部の入試難易度

ベネッセの偏差値ランキングによると、国公立大学医学部医学科はどこも偏差値70以上。

しかも、共通テスト対策も必要なので、二次試験科目に設定されていないことが多い、国語や社会も対策が必要なうえ、合格ボーダーラインは9割弱と言われています。

さらに、旧帝国大学や都市部にある医学部医学科になると、偏差値75以上という難易度を誇っています。

学費の安さから国公立大学の医学部は人気が高く、高度な学力がないと合格は厳しい状況です。

したがって、医師という夢を絶対に諦めたくない受験生は、私立大学医学部医学科も選択肢に入れることをおすすめします。

国公立でおすすめはどこ?

国公立大学医学部医学科はどこも偏差値が高いですが、地方国公立は他と比較すると難易度は下がり気味。

やはり、立地が郊外や田舎だと受験生も敬遠するため、その分おすすめとなります。

偏差値ランキングを見ても分かる通り、ランキング下位には地方の国公立大学医学部が集まっています。

とはいっても、国公立大学医学部に変わりはなく、学費が安いうえに医師になる学習環境が悪いわけでもありません。

学費優先で国公立を目指している医学部受験生にはおすすめだと言えるのではないのでしょうか。

私立大学医学部医学科の偏差値と学費

私立大学医学部医学科の偏差値と学費

一般選抜の学費と偏差値ランキング【2022年】

順位 大学名 偏差値 6年間総費用
1 慶応義塾大学 78 22,059,600円
2 東京慈恵会医科大学 76 22,810,000円
2 自治医科大学 76 ※22,600,000円
4 順天堂大学 75 20,800,000円
5 国際医療福祉大学 74 19,190,000円
5 日本医科大学 74 22,297,800円
5 東邦大学 74 26,297,800円
5 昭和大学 74 28,172,000円
5 東京医科大学 74 29,833,800円
5 大阪医科薬科大学 74 32,075,000円
5 岩手医科大学 74 35,286,000円
5 日本大学 74 33,100,000円
5 東北医科薬科大学 74 34,007,800円
5 杏林大学 74 37,590,700円
5 愛知医科薬科大学 74 34,350,000円
5 聖マリアンナ医科大学 74 34,732,000円
5 近畿大学 74 35,827,000円
18 関西医科大学 73 28,140,000円
18 藤田医科大学 73 30,526,000円
18 久留米大学 73 36,378,000円
18 獨協医科大学 73 37,300,000円
18 兵庫医科大学 73 37,600,000円
18 帝京大学 73 39,380,140円
18 北里大学 73 39,528,000円
18 埼玉医科大学 73 39,570,000円
18 金沢医科大学 73 40,543,000円
18 東京女子医科大学 73 46,214,000円
28 産業医科大学 72 ※30,697,800円
29 東海大学 72 35,306,200円
30 福岡大学 72 37,738,260円
31 川崎医科大学 71 47,365,000円

※自治医科大学:修学資金貸与制度があり、卒業後所定の要件を満たせば全額返還免除されます。

※産業医科大学:修学資金貸与制度があり、実際の負担額は11,504,600 円   の金額となります。

私立大学医学部の入試難易度

私立大学医学部医学科の偏差値ランキングは上記のようになります。

国公立大学医学部医学科と同じく偏差値70以上ですが、私立の場合は入試制度の違いから合格難易度は国公立より下がります。

というのも、私立大学の場合は共通テストが必須ではないため、文系科目の対策が不要です。

英語・数学・理科二科目に集中して勉強できるため、学力を伸ばしやすい傾向があります。

また、入試日程についても、国公立のように前期・後期が一斉に行われるわけではありません。

受験日が異なっていることが多く、併願受験が可能で、それだけ合格のチャンスも高まります。

以上の理由から、国公立大学を希望する受験生であっても、私立大学の医学部を滑り止めとして受験しておくことが重要だということです。

私立大学でおすすめはどこ?

私立大学医学部の場合、学費が高額なため、学費が安い大学ほど合格難易度は下がります。

上記、偏差値と学費の一覧を見ても分かるように上位には学費の安い大学が集まっています。

したがって、おすすめなのは学費の高額な医学部。

高額な学費の場合、入学できる層が限定されるため、その分競争率が下がり、難易度・偏差値も下がります。

経済的に問題なく、医学部合格を目指している受験生は学費が高額な大学がおすすめと言えるでしょう。

まとめ

以上のように今回は、直近の医学部入試難易度を偏差値や学費で確認してきました。

国公立大学医学部は偏差値が高く、合格は非常に難しいですが、地方国公立は穴場になりがち。

いっぽう、私立大学医学部の場合、学費と偏差値が大きく関係しており、学費が高い大学は偏差値が下がる傾向にあります。

以上の状況を踏まえながら、自分の学力や家庭の予算に合わせて志望校を決めると良いでしょう。

また、夏になると2023年度入試向けの偏差値が河合塾などで発表されてきます。

下記のような医学部サイトでも紹介されはじめるので、最新の偏差値情報を確認しておくことをおすすめします。

2023年最新の偏差値情報はこちら